概要
ソウル特別市鍾路区の昌慶宮(チャンギョングン)は、昌徳宮とともに朝鮮王朝(1392-1910)別宮のうちの一つです。
1418年に世宗(1397-1450)が王位に就いた後、退いた太宗(1367-1422)が穏やかに余生を送れるようにと建てた寿康宮が、その始まりです。昌慶宮は、日帝植民時期(1910-1945)に昌慶苑に格下げされ、動物園と植物園のある遊園地になっていましたが、その後動物園が果川に移って宮が復元され、1983年に本来の名前を取り戻したという経緯があります。
まず、正門である弘化門を入るとすぐに玉川橋に出ますが、これは正門をくぐるとすぐにアーチ型の橋がある朝鮮宮闕の特徴です。この橋を渡って明政門の次にある明政殿は、朝鮮宮闕正殿としては最古のものです。朝鮮時代の正殿は南向きですが、明政殿は東向きで、これは先王たちを奉った宗廟が南側にあり、儒教の慣習に従って門を開けることができなかったためです。春塘池は、もともとその半分は王が稲作を行っていた水田でしたが、それを日帝時代に池にしたものです。その他にも崇文堂、通明殿など、多くの見どころがあります
地域間のアクセス