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朝鮮時代への特別な旅行~国立中央博物館


2010-08-11

 肩と腹に黄金に輝く龍が刺しゅうされた「龍袍(りゅうほう)」を着て、黒い帽子をかぶり、赤い王座に座っている「御真(王の肖像画)」を、学生たちが眺めている。

威厳の中にもやさしさのあるこの御真は、朝鮮(1392~1910年)建国の父、太祖・李成桂(イ・ソンゲ)だ。

この写真は、国立中央博物館が、朝鮮建国の日にあたる8月5日に合わせてオープンした「朝鮮室」に展示される資料の一つ。

「士農工商の国、朝鮮」とのテーマで、今回、新たにオープンした朝鮮室は、朝鮮第1室から第5室まで合計5つの展示室から成っており、1000点を超える遺物が展示されている。

左側写真:観象監測雨台、右側写真:太祖・李成桂の御真、写真提供=国立中央博物館

左側写真:観象監測雨台、右側写真:太祖・李成桂の御真、写真提供=国立中央博物館


「朝鮮の建国と制度の整備」をテーマにした朝鮮第1室では、太祖・李成桂の開国から世宗(セジョン)代の輝かしい科学文化とハングルの創製過程までを、当時の代表的な遺物を通じて紹介している。太祖・李成桂の御真(宝物第931号)と、これまで気象庁に所蔵され、今回初めて博物館で一般に公開される観象監測雨台(宝物第843号)、昨年、軍器寺址から出土した勝字銃筒、安東(アンドン)の李應台(イ・ウンテ)墓から出土した「ウォニオンマの手紙」、髪の毛を入れて編んだ履物などが代表的な遺物だ。

 

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写真:チプシン、写真提供=国立中央博物館

このうち、「ウォニオンマの手紙」と「チプシン」(わらじに似た履物)は、1998年に安東で出土した男性ミイラの胸に乗せられていたものが、偶然に発見されたもので、発見当時、大きな反響を呼んだ。手紙には、男性ミイラの妻が、夫を失った悲しみと切々とした愛がつづられている。この話は2007年にナショナルジオグラフィック誌でも紹介された。

第2室のテーマは「文人の成長と対外関係」。朝鮮の知識人らの固有の文化を紹介し、周辺国である中国や日本との関係に焦点を当てており、李舜臣(イスンシン)の「乱中日記」(国宝第76号)や「朝鮮通信使行列図」などが展示されている。

「新たな秩序の模索」をテーマにした第3室では、「丹城県戸籍大帳」と檀園・金弘道(タンウォン キム・ホンド)の「風俗図帖」、「大同法施行紀念碑拓本」などの遺物を通じ、戦乱克服後の新たな政治秩序と社会制度、生活風習などを紹介している。

左側写真:デニーが所蔵していた太極旗、右側写真:スモモの花模様が刺しゅうされた豹皮、

左側写真:デニーが所蔵していた太極旗、右側写真:スモモの花模様が刺しゅうされた豹皮、

 

第4室のテーマは、「英祖(ヨンジョ)・正祖(チョンジョ)治世」と呼ばれる時期の実学と文化芸術の変化を紹介する「蕩平と文化の新興」。「英祖の御真」(宝物第932号)や、世界の時計製作技術の歴史上、独創的な専門時計と評価されている「渾天(ホンチョン)時計」(国宝第230号)などが展示されている。

第5室「近代社会に向けた取り組み」では、「斥和碑」と「高宗の御真」、高宗の外交顧問、オーウェン・デニーが所蔵していた太極旗(テグッキ)など、列強の角逐の中で斥邪(せきじゃ)と開花を志向する、相反する動きと共に、近代国家に向かう過程を紹介する様々な遺物が展示されている。

6.25戦争(韓国戦争=朝鮮戦争)時に国外に不法搬出され、その後、返還された「スモモの花模様が刺しゅうされた豹皮」も初めて一般に公開される。

国立博物館の詳細については、博物館のホームページhttp://www.museum.go.kr/EngMain.do (韓国語、英語、中国語、日本語)を参照されたい。

(翻訳:Korea.net 小川豊)

 

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